• 大学基金のパフォーマンスは不調• 大学基金のパフォーマンスは不調大学基金を運用するマネーマネジャーは「賢く」投資を行っているのだろうが、今年に関しては、何とか及第点を取れるかといった状況にある。2019年度の米国大学基金全体のリターン中央値は5%弱だが、これは同期間の株式市場および株式と債券に分散投資するポートフォリオの運用実績をアンダーパフォームするものだ。2019年6月30日までの1年間で、S&P500指数のリターンは10.4%、70対30の割合で米国の株式と債券に投資するポートフォリオのリターンは9%だった。ハーバード、エール、プリンストン、スタンフォードの各大学基金はどこも、同期間で6.5%を超えるリターンを出すことができなかった。アイビーリーグの中で唯一、市場をアウトパフォームしたのはブラウン大学で、2019年度のリターンは12.4%だった。
【バロンズ】米大学基金、オルタナ投資あだに
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