ジョー・バイデン前米副大統領の息子、ハンター・バイデン氏(49)は、2020年の米大統領選に出馬している父親の政敵に攻撃材料を与えることになってしまったとして、ウクライナのエネルギー会社取締役に就任したことは「まずい判断」だったとの認識を示した。15日放映されたABCニュースとのインタビューで語った。ハンター氏は、父親のバイデン氏から「自分が何をしているのか理解していると願っている」と言われたこと以外、ウクライナでの仕事について父親と話したことはないと説明した。バイデン氏は、ハンター氏がウクライナのエネルギー会社ブリスマ・ホールディングスの取締役に就任したことを報道で知ったという。また2014年に、当時副大統領だった父親のバイデン氏がウクライナの汚職撲滅に向けた国際的な取り組みを指揮している中で、ブリスマの取締役に加わったことは「振り返ると、私のまずい判断だった」と指摘。その上で「違法なやり方で父に打撃を与えようとする一部の非倫理的な向きにその材料を与えてしまった。それは誤りだった」とし、「その点に関しては全面的に責任を負う。だが何か私が不適切なことを行ったのか? いや、いかなる形でも行っていない」と語った。