ウクライナ疑惑を巡るドナルド・トランプ米大統領への弾劾調査の一環で、ジョージ・ケント国務次官補代理が15日、下院委員会で証言を行った。同氏は証言を行う関係者としては政権内でも最も高い役職の人物。ケント氏は、トランプ氏の顧問弁護士を務めるルディ・ジュリアーニ氏や国務省に所属しない関係者がマリー・ヨバノビッチ前駐ウクライナ大使の解任を求めたことについて、同僚らに懸念を伝える書簡を今年に入り送ったことなどを質問されたとみられる。ケント氏からは今のところコメントは得られていない。トランプ氏がウクライナ大統領に対し、ジョー・バイデン前副大統領やその息子の捜査を要求したことを発端とする弾劾調査では、これまでに複数の関係者が証言を行っている。