2020年の米大統領選に向けた民主党候補者による討論会が15日にオハイオ州で開催され、ジョー・バイデン前副大統領と共に先頭に躍り出たエリザベス・ウォーレン上院議員(マサチューセッツ州)がこれまで以上に攻撃を受ける展開となった。ウォーレン氏は自身が提唱する「メディケア・フォー・オール(国民皆保険制度)」について、穏健派の候補者から、財源確保のために中流階級への増税が必要になるのかと追及される場面があった。同制度を提唱するバーニー・サンダース上院議員(バーモント州)は「税金は上がる」ことになると認めた。ウォーレン氏は、財源を負担するのは主に富裕層や大企業だとし、「中流階級世帯のコストを引き下げるものでなければ、法案に署名はしない」とした。