米商務省が23日発表した7-9月期の実質国内総生産(GDP)速報値は季節調整済み・前期比年率換算で4.3%増となった。経済成長ペースは4-6月期の3.8%増から加速し、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がまとめたエコノミスト予想(3.2%増)を上回った。政府閉鎖の影響でGDPの公表は2カ月近く遅れた。経済指標はこのところの米国経済の基調的な強さに疑問を投げかけている。11月の失業率は4.6%に上昇し、4年余ぶりの高水準をつけた。高所得層は出費を続けているが、小売売上高は鈍っている。ホームセンター大手ホーム・デポといった一部の小売り事業者は業績悪化に見舞われ、弱気の見通しを示している。