ドナルド・トランプ米大統領の就任以来、首席補佐官と安全保障問題担当補佐官は、外国首脳との間で予定された電話会談の大半を同席して聞くのが常だった。ホワイトハウスの現・元当局者はそう話す。ところがトランプ大統領の弾劾調査の発端となった今夏のウクライナ大統領との電話会談の際、両補佐官はそろって不在だったため、その会話を聞いていなかった。会話を聞き逃した2人――ミック・マルバニー氏とジョン・ボルトン氏――はトランプ大統領とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領とのやり取りを巡り、政権内で起こった激しい意見対立の両極を代表する人物だった。ウクライナ問題は今や、米下院による弾劾調査の焦点となっている。
ウクライナ巡る激しい議論、米政権で起きていた
大統領の弾劾調査につながる問題で、ボルトン・マルバニー両補佐官は両極の立場を主張
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