集客ポータルサイトで稼げているのは
セミナーを売る人にあらず

 集客ポータルサイトを利用するのは、ビジネスの知識がない初心者。明らかに怪しい告知を掲載するのも、法律を知らない何よりの証拠だ。

「商品を販売する際、HPに記載する文言は、景品表示法に詳しい弁護士や、専門コンサルタントのチェックを受けるのが普通です。それがないという時点で、まともにビジネスをしている業者ではないことが一目瞭然です」

 もちろん、きちんとビジネスを学び、あくまで集客方法の一つとしてポータルサイトを利用している人もいるはずだ。ところが、セミナー業が飽和状態になったことで玉石混交、むしろ石だらけの状態になった今、集客ポータルサイトの中から、まともなセミナーを探すほうが難しいのだ。

 また、相馬氏によれば、集客ポータルサイトを利用する多くのセミナー主催者は、稼げていないのが実情だそうだ。

「集客ポータルサイトを使って、ちゃんとセミナーの集客が成功している人は一握りです。それも恐らく、普通のセミナー主催者ではなく、『集客ポータルサイトを使って、稼ぐ方法』をコンテンツ化して売りに出している人でしょう。Facebookも、YouTubeも、どんなプラットフォームにも、探せば必ず『このプラットフォームを使って稼ぐ方法を教えます』と言って集客している人たちがいます」

 ゴールドラッシュでは、金を掘りに行く人より、ツルハシを売る人のほうがはるかにもうけたという逸話があるが、集客ポータルサイトでも同じことが起きているのだ。

「集客ポータルサイトを有効活用できているのは、恐らくそういったプラットフォームを利用した稼ぎ方を教えている人たちのみ。あとの人たちは、とりあえず情報を載せているにすぎません。掲載費は無料のものもありますし、高くても数千円程度なので、リスクがないからです」