超党派の米上院議員のグループは17日、トルコに厳しい制裁を科す法案を提出した。ただ、ミッチ・マコネル上院院内総務(共和、ケンタッキー州)は法案を採決に持ち込むか明らかにしていない。法案は、リンゼー・グラム上院議員(共和、サウスカロライナ州)とクリス・バンホーレン上院議員 (民主、メリーランド州)が策定。「議会の考え」として、ドナルド・トランプ米大統領によるシリア・トルコ国境からの米軍撤収は、国家安全保障と米国のパートナーに対して「深刻な影響をもたらす」との文言が盛り込まれた。またトランプ氏がトルコのレジェプ・タイップ・エルドアン大統領を来月、ホワイトハウスに招請した件を巡り、法案では撤回するよう要請。欧州や他の主要パートナーと連携して、シリア北部のクルド人勢力に対するトルコの攻撃を非難するよう求めた。