本来「考える」「判断する」「創造する」ための脳のエネルギーを最大限に生かすには、余計な情報処理に浪費しないことが大切(写真はイメージです) Photo:PIXTA
休み明けでどうにも調子があがらない。がんばっているのに、なかなか成果が出ない。集中しようとしても続かない……と感じている人はいませんか。しかし、それは環境ひとつで変えられると、高原美由紀さんはいいます。高原さんの著書『できる人は25分で「場所」を変える』(青春出版社)から、脳科学と一級建築士としての30年の現場経験を基に、意志に頼らず、環境を変えれば自然に成果が出る方法を一部ご紹介します。
気が散らない「視界戦略」
――集中力を奪う「情報ノイズ」を減らす技術
ある50代の自営業の男性が「家で仕事がはかどらない」と相談に来られました。
書斎を見ると、デスクの正面に本棚があり、色とりどりの本やファイルがぎっしり。脇にはスタンド式の掃除機。しかも、デスクは共用廊下側の窓に向けられており、カーテンはいつも閉めたままだそうです。背後には景色のよい窓がありましたが、その前にはハンガーラックや棚が置かれていました。
私が行ったのは、デスクの向きを変え、“目に入る景色”を変えることだけでした。片づけも断捨離(だんしゃり)もしていません。変えたのは、“目に入る情報”だけです。
数週間後、彼から連絡がきました。
「以前より断然、仕事に集中できるようになりました。しかも、今まで全然浮かばなかった新しいアイデアがどんどん湧いてくるようになって、やる気が出ました」
なぜ、こんな変化が起きたのでしょうか。







