マーク・エスパー米国防長官は、シリア北東部から撤収する米兵約1000人をイラク西部に移動させ、そこから過激派組織「イスラム国(IS)」の掃討作戦を行うと述べた。アフガニスタンに向かう機内で記者団に対して語った。シリア北東部からの米軍撤収を命じたトランプ大統領の判断について、国際社会から激しい批判の声が上がる中、エスパー長官は20日から中東や欧州を歴訪している。ただエスパー長官は、シリア国外からどのようにIS掃討を行うのかについて、国防総省としてまだ具体的な方策は策定していないと述べた。解決する必要がある問題として、米軍が空からの任務をどのように行うのか、同盟組織の役割、そしてISに対する特定の任務で米軍部隊がシリアに再入国する可能性を挙げている。