米アマゾン・ドット・コムの巨大な弾み車を回す作業は一段と難しくなっている。少なくとも、コストは増えている。同社が24日午後に発表した7-9月期(第3四半期)決算は、売上高が前年同期比24%増、営業利益が15%減と、基本的には3カ月前の自社予想に一致した。こうした結果は、新サービスの翌日配送とクラウドコンピューティングの「アマゾン・ウェブ・サービス」(AWS)の両方で支出が大幅に増えたことを反映している。配送コストは前年同期比46%増加し、過去最大の96億ドル(約1兆0400億円)に上った。投資家はいくつか悪いニュースがあると構えていた。アマゾン株は前回の決算発表以来10%下落と、同業のハイテク大手で最悪のパフォーマンスを見せていたが、それでも足りなかった。