マイクロソフトはクラウド分野でライバルのアマゾン・ドット・コムとの競争を勝ち抜くため、新たなツールを導入する。同社が4日発表したのは「アジュール」の新規サービスで、「ハイブリッドクラウド」と呼ばれるクラウド市場で最も注目を集めているとみられる分野の強化を目指す。このサービスでは、顧客はデータ管理を維持しながら一部をクラウドサービスに移行できる。マイクロソフトやアマゾンにとって、クラウドサービスは大きな収益源となっており、マイクロソフトの商業向けクラウド事業は過去2年間に売上高が倍増。同社の成長に大きく貢献している。マイクロソフトは2年前ほどから、顧客の社内サーバーでアジュールの一部を使うことを認め、マイクロソフトが運営するデータセンターと円滑に連携できるようサービスを改善してきた。