米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズが4日発表した7-9月期(第3四半期)決算は、30%増収だったものの多額の赤字を計上した。世界の規制当局や競合相手からの相次ぐ試練に直面している。売上高は38億ドル(前年同期は29億ドル)。ファクトセットがまとめたアナリスト予想は36億ドルだった。グロスブッキング(運転手への支払いや手数料などを差し引く前の収入)は前年同期比29%増の165億ドル。純損益は12億ドルの赤字。市場予想より小幅の赤字だったものの、2017年に非公開企業として業績を発表し始めて以降で最大級の赤字となった。赤字が過去最大だったのは19年4-6月期(第2四半期)の52億ドル。5月の新規株式公開(IPO)に関連する株式報酬費用39億ドルを計上したことなどが要因だった。