「以前より疲れやすくなった」
「15分以上はつらくて歩けない」
「信号が変わりそうになって走るとすぐに息が上がる」
「息が一度上がるとなかなか回復しない」
「長い階段は休み休みでないと上がれない」
そんな体力の衰えを感じるようになったあなたに向けて、
新刊『10年後、後悔しない体のつくり方』で
何歳からでも体が若返る秘訣を指南した中野ジェームズ修一氏。
卓球の福原愛選手やバドミントンのフジカキペアなど
多くのアスリートに絶大な支持を得て、
青山学院大学駅伝チームのフィジカル強化を指導し、
箱根駅伝4連覇に導いた運動指導のトッププロが、
理論的かつ結果を出す体のつくり方を伝授します。
「運動すればいいのは、もちろんわかってる」
「でも、それができない、続かないんです……」
わかってます、わかってますとも!
運動が苦手だったり、運動が嫌いだったりする人、
中高年はもちろん高齢者でも、
「これならできそう」「続けられそう」と思えて、
なおかつ、きちんと効果があり、何歳からでもカラダが若返る秘訣を教えます!
下半身の筋力低下を放置すると、太りやすくなるだけでなく、「ロコモティブシンドローム」(通称・ロコモ)のリスクが高まります。
ロコモとは、「筋肉や関節や骨などの運動器が衰えて、移動能力が落ちて自立した日常
生活が困難になり、要介護になるリスクが高まった状態」です。
「要介護なんてまだまだ先の話」と油断している人がほとんどでしょうが、ロコモとロコ
モ予備群を合わせると、40歳以上の5人に4人に上るという報告もあります。
運動不足の自覚があるなら、ロコモは他人事ではありません。
“いまそこにある危機”なのです!
次のリストで、自分がロコモかどうかをセルフチェックしてみましょう。
いかがでしょうか?
1つでも心あたりがある人は油断は禁物です。
そこで、次の「ロコモ度テスト」を試してみましょう。
台に座った状態から、片脚でグラつかずに立ち上がれるかどうかをテストします(日本整形外科学会による「ロコモ度テスト」とその基準値から一部抜粋)。
台が低ければ低いほど難度は上がりますが、年齢別の台の高さの目安は、図にある通りです。
「椅子から立ち上がれない」
「すぐにグラついて姿勢が保てない」
「伸ばした足が床についてしまう」
こんな人はロコモ予備群かもしれません!
【次回へ続く】