米連邦通信委員会(FCC)は米携帯電話サービス大手TモバイルUSと同業スプリントの合併を正式に承認した。委員会の採決は党の方針に沿った投票で賛成3票、反対2票となった。民主党の委員であるジェシカ・ローゼンウォーセル氏とジェフリー・スタークス氏は合併に反対した。一方、アジット・パイ委員長を含む共和党の3委員が賛成票を投じた。ローゼンウォーセル、スタークス両氏は合併が競争を阻害し、消費者を不利にさせると主張した。ただ、FCCは今年すでに合併支持を示唆していたため、採決は手続き的な意味合いが強くなっていた。パイ氏は5月、スプリントのプリペイド事業の一部売却などを含む譲歩案で両社が合意したことを受け、260億ドル(約2兆8000億円)規模の合併を支持する意向を明らかにしていた。
Tモバイルとスプリント合併、FCCが正式承認
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