米連邦通信委員会(FCC)は米携帯電話サービス大手TモバイルUSと同業スプリントの合併を正式に承認した。委員会の採決は党の方針に沿った投票で賛成3票、反対2票となった。  民主党の委員であるジェシカ・ローゼンウォーセル氏とジェフリー・スタークス氏は合併に反対した。一方、アジット・パイ委員長を含む共和党の3委員が賛成票を投じた。ローゼンウォーセル、スタークス両氏は合併が競争を阻害し、消費者を不利にさせると主張した。  ただ、FCCは今年すでに合併支持を示唆していたため、採決は手続き的な意味合いが強くなっていた。