トランプ米大統領のウクライナ疑惑を巡る弾劾調査で、下院の情報特別委員会は来週から公聴会を開催する。13日にはウクライナ駐在のテイラー米代理大使とケント国務次官補代理、続いて15日にはヨバノビッチ前駐ウクライナ大使が証言する予定だ。シフ委員長(民主、カリフォルニア州)が6日、ツイッターで明らかにした。この3人は非公開の場で証言済みだが、初の公聴会で国民は証言を直接耳にし、信頼性を判断する機会を得る。この日は2018年8月から国務省ナンバー3を務めているヘール国務次官(政治担当)が下院調査団の前で証言した。国務省はヘール氏の非公開証言についてのコメントを断った。下院は退任が決まっているペリー・エネルギー長官、ラッセル・ボート行政管理予算局(OMB)局長代行、マルバニー大統領首席補佐官代行なども召喚したが、いずれも証言を断られた。