イラン政府が国際海事機関(IMO)に10月30日付で書簡を送付し、紅海の商用航路は危険な状況だと警告していたことが分かった。ここ半年でイランのタンカー3隻がサウジアラビアの沖合で攻撃を受けたとしている。イラン政府がこれまで明らかにしていたのは、同国のタンカー1隻に対する攻撃だけだった。イラン国営タンカー会社(NITC)は、10月11日に同社のタンカー1隻が攻撃を受け、ミサイル2発が撃ち込まれた可能性が高いと説明している。イラン政府はIMOへの書簡で、同国のタンカーへの攻撃主体については言及していない。ただイラン国旗を掲げた非常に大きなタンカーがほぼ同じ海域で同様の攻撃を受け、同じような被害が出たことを踏まえると「1カ国以上による組織的な攻撃だと考えている」とした。
イラン、紅海の商用航路の危険性を警告 IMOに書簡送付
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