ニューヨーク州最高裁判所は7日、ドナルド・トランプ米大統領に対し、複数の慈善団体に対して計200万ドル(約2億円)を個人的に支払うよう命じた。同州司法長官は、すでに解散している「トランプ財団」が2016年の大統領選の資金集めで非営利団体の立場を乱用していたとして訴えており、今回の判決は和解の一環だ。同裁判所のサリアン・スカプラ判事は、トランプ氏が16年の共和党・予備選期間中にアイオワ州で行った資金集めについて、慈善団体に関する規定に違反したとの判断を下した。今回の決定により、同州司法長官が起こしていた訴訟は解決する見通しだ。同財団は昨年12月、判事の監督下で解散することで合意していた。