美術館に行っても「きれい」「すごい」「ヤバい」という感想しか出てこない。でも、もっと美術を楽しめるようになりたい。そう思ったことはありませんか?
「こやぎ先生」としても活躍する、ご指名殺到の美術旅行添乗員・山上やすお氏の書籍『死ぬまでに観に行きたい世界の超絶美術を1冊でめぐる旅』から「マジですごい」超絶美術をご案内します。
Photo: Adobe Stock
洗練されたファッション都市、ミラノ
さぁ! 今回のトップバッターはイタリア北部の街ミラノです。
前作ではイタリアの首都ローマの中にひっそり…いや、わりと堂々と存在していたバチカン市国をご紹介しましたが、ミラノはローマと比べてなんだか洗練されているように見えませんか?
ローマは活気があって、ごちゃごちゃしてて(失礼!)、古代遺跡がドーンとあって…とまさにイタリアらしい風格を漂わせていましたが、ミラノはそんなのどこ吹く風!
世界三大コレクションの一つである「ミラノコレクション」や、家具の祭典「ミラノサローネ」が開催されるなど、まさに最先端のモードを突き進むファッション都市。
もうミラノと名前が付くだけですべてが洗練されて見えませんか?(ほら、サイゼリアの「ミラノ風リゾット」もオシャレに見えてきたでしょ☆)。
さて、そんなミラノには私の愛してやまないドゥオーモ(大聖堂)があります。
それがこちら! …いかがでしょう、この壮麗(そうれい)な佇まいは。
この聖堂は1386年にミラノ公ジャン・ガレアッツォ・ヴィスコンティの命で着工され、完成したのは1813年のナポレオン侵攻のころ。
なんと、430年ほどの時間をかけて建築された大聖堂なのです!
もちろん、ずっとコツコツ造っていたわけではなく、お金がなくなって工事が止まったり、戦争で中断したり…。
でも、こうして何世代にもわたって「ひとつのもの」を完成させる文化って、日本にはあまりないスケール感ですよね。
中に入れば、いたるところに油絵が掛けられ、ステンドグラスが内部を照らし、大理石の床が私たちを出迎えます。
そう、このミラノにも美が溢れているのです!!
(本記事は『死ぬまでに観に行きたい世界の超絶美術を1冊でめぐる旅』の一部を抜粋・編集し作成しました)











