欧州議会は、欧州連合(EU)と米国が合意した貿易協定の履行に向けた作業を延期することで合意した。ドナルド・トランプ米大統領がグリーンランドの領有を目指して圧力を強めていることが背景にある。欧州議会の国際貿易委員長を務めるドイツのベルント・ランゲ議員は21日の声明で、「米国はEU加盟国の領土保全と主権を脅かし、関税を威圧的な手段として用いることで、EU・米国間の貿易関係の安定性と予測可能性を損なっている」と述べた。EUと米国は昨夏にスコットランドで、EUに輸入される米国産品の関税を引き下げることで政治的合意に達していた。欧州議会は当初、この合意を法制化するため、二つの法案について採決する予定だった。