被告人は手錠のまま逃走した
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大阪地検が、また被告人の逃走を許した。9日未明、覚せい剤取締法違反罪などで起訴されていた大植良太郎被告(42)が護送車から脱走。11日午後2時ごろ、大阪市内で身柄が確保されたが、2日半にわたり逃走していた。10月30日には、無免許運転とひき逃げの罪で公判中の野口公栄被告(49)に逃走されたばかりだった。8日付で着任した田辺泰弘検事正が同日の記者会見で、野口被告の事件について「遺憾であり、住民を不安にさせたことは重く受け止めている」と発言した翌日の失態。市民からは「またか。ええ加減にせえよ」と憤りの声が聞かれた。(事件ジャーナリスト 戸田一法)

右手に手錠のまま逃走

 大植被告は9日午前4時ごろ、大阪府東大阪市新町の路上で、大阪地検の事務官3人が護送していたワゴン車から逃走した。

 全国紙社会部デスクによると、3列シートの3列目に乗っていた大植被告が「手錠がきつい」と話したため、事務官が緩めようとして左手の手錠を外したところ暴れだした。

 ワゴン車は走行中で、大植被告が2列目のスライドドアを開けて半開きの状態になったため、運転していた女性事務官が危険だと判断して停車。大植被告はそのまま開いたドアから逃走したという。

 大植被告は慎重171センチのやせ型で、頭は丸刈り。逃走時は紺色のシャツ、迷彩柄のズボンを着用。靴は履いておらず、はだしだった。