アルファベット傘下のグーグルが医療システムのアセンションと提携して大量の患者情報を収集していることについて、医療記録に関する連邦のプライバシー規定に違反している可能性があるとして、複数の議員から規制を強化するよう求める声が上がった。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は11日、グーグルがアセンションと共同で、5000万人の米国人に関する医療情報の収集・分析を行うプロジェクトを進めていると報道。「プロジェクト・ナイチンゲール」と呼ばれる同プロジェクトでは、検査結果や医師の診断、入院記録などのデータが対象となっている。患者や医師も両社の提携について知らされていなかった。WSJの報道を受け、マーク・ウォーナー(民主、バージニア州)、エイミー・クロブチャー(民主、ミネソタ州)、ビル・カシディ(共和、ルイジアナ州)、リチャード・ブルーメンソル(民主、コネティカット州)の各上院議員らは、個別に声明を発表して深刻な懸念を表明。議会か厚生省に対して、調査が終了するまでグーグルの提携を凍結するよう要請した。
グーグルの医療情報収集、米議員から規制強化求める声
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