1757年、英海軍艦船の甲板上でジョン・ビング提督が銃殺隊に処刑された。「7年戦争」の戦闘中、敵を追撃する際に「最善を尽くさなかった」というのが理由だ。フランスの思想家ボルテールが述べたように、彼らは他の者たちを鼓舞するために1人の提督を銃殺した。その基準に照らすと、中国全土の軍将校らは、中国共産党中央委員会が軍幹部2人に対する調査を開始したとの24日の発表に大いに鼓舞されたはずだ。粛清の波によって人民解放軍の高位の人物が次々に失脚する中で、張又侠氏は手出しできない存在に見えていた。張氏は習近平国家主席に抜てきされ、共産党政治局員を務めるとともに、軍の序列で習氏に次ぐナンバー2に当たる中央軍事委員会副主席の地位にあった。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が最初に報じた24日の軍最高幹部向け会合で、張氏が家族との不正共謀から核兵器を巡る米国への機密漏えいに至るまで、ありとあらゆる疑惑で告発されたことが報告された。
【オピニオン】中国の退廃と軍幹部粛清
古くからの教訓「絶対権力はそれを行使する者を孤立させ、混乱させる」が中国には当てはまる
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