米厚生省の公民権局は、米アルファベット傘下グーグルと米病院運営大手アセンションが進めている多くの患者の詳細な医療情報を収集する計画「プロジェクト・ナイチンゲール」について調査を開始した。公民権局のロジャー・セベリノ局長はウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に対し、「医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律(HIPAA、1996年施行)」の完全な履行を確かにするため「個人の医療記録の大規模収集についてさらなる情報を求める」と述べた。HIPAAは、医療の責務を果たすことに役立つ場合に限り患者に通知しなくても病院が情報をビジネスパートナーと共有すること通常は認めている。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は今週、グーグルとアセンションが治療や事務手続きでデータ処理を迅速化することを目的に多くの患者の記録を共有していると報じた。患者や医者は知らされていなかった。