米フェイスブックは、自社のソーシャルメディア上でのヘイトスピーチや児童虐待画像、テロリストによるプロパガンダの検出能力が向上したと明らかにした。問題のあるコンテンツの削除に関するデータ公表は、事業透明化への取り組みを示すものだとしている。マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は13日、報道陣との電話会議で「これらの問題を解決するためにわれわれが開発したシステムは、他社のどのシステムよりも先進的だ」と述べた。さらに、他のインターネット企業は「自分たちも問題を抱えていることを認めたくない」ため、同様の情報開示を回避していると指摘した。ザッカーバーグ氏はいつになく率直に同業他社を批判したものの、具体的な企業名や、各社の検出・情報開示面で不十分と考える点については言及しなかった。