米消費者情報誌「コンシューマー・リポート」が14日公表した自動車の信頼性に関する調査によると、電気自動車(EV)メーカーの米テスラは「モデル3」と「モデルS」の2車種で再び同誌の「推奨」評価を獲得した。同社は前年、大きく順位を落としていたが、今年はやや持ち直した。同誌の自動車検査担当者ジェイク・フィッシャー氏によると、テスラの順位は主要メーカーの中で下位3分の1から抜け出せていないが、とりわけ「モデル3」などで信頼性は改善した。同社が生産を拡大しつつ、初期の問題を解決していることが背景にあるという。ただ、「モデルX」はなお苦戦しており、信頼性ランキングで引き続き下位にとどまった。フィッシャー氏は「生産を拡大し、設計を完成させる中で、テスラは混乱状態にあった」とし、「状況は安定してきており、信頼性も改善した」と述べた。