アメリカンフットボールや野球のプロ選手は長らく、ビデオゲームやトレーディングカードに自分の似顔絵を登場させることで収入を得てきたが、このほどプライベートエクイティ(PE)会社と前例のない提携関係を結んだ。肖像権収入を増やし、投資にも乗り出すためだ。米プロフットボールリーグ(NFL)と米メジャーリーグ・ベースボール(MLB)の選手会(労働組合)は、レッドバード・キャピタル・パートナーズと新会社ワンチーム・パートナーズを設立することで合意した。両当事者によると、新会社は選手の肖像権管理が業務の中心となる。レッドバードは1億2500万ドル(約136億円)の初期投資を行い、新会社の約40%の株式を保有する。残りの株式は両選手会が保有する。レッドバードは米スポーツの他の選手会とも協議を進めている。ゆくゆくは国際的に事業を展開する構えだ。