ウォール街では、割安株を買う投資手法が復活しつつあるとの話が聞かれる。今回は本格的な動きのようだ。機関投資家と個人投資家は今月に入り、銀行やメーカーなどバリュー株の買いを増やしている。新たな買い意欲を受けて、S&P500バリュー指数は過去3カ月間で11%上昇した。S&P500グロース指数の倍以上の伸びだ。この上昇加速を受けて、S&P500バリュー指数の年初来の伸びもグロース指数を上回っており、そのペースは2013年以来最も力強い上昇となりそうだ。バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)、シティグループ、キャタピラー、ユナイテッド・テクノロジーズは過去3カ月間でいずれも株価が17%超上昇しており、現在の流れから大きな恩恵を受けている。
バリュー株の人気復活、今回は本物か
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