香港で24日に実施された区議会(地方議会)選挙は大きな混乱が生じることもなく、記録的な数の有権者が投票を行った。過激化するデモが6カ月近くにわたり続く中、選挙は事実上の住民投票と見られている。香港の区議会は政治的影響力をあまり持たないものの、投票者数は有権者の約71%にあたる290万人以上に達した。これは香港で行われた選挙として過去最多で、政治的に触発された住民が民主的権利の行使に動いたと見られる。現地メディアによれば、中間集計では民主派候補が大きく票を伸ばす一方、複数の親中派議員が議席を失っている。