• 年初来のパフォーマンスはNYダウ構成企業の中で最悪• 年初来のパフォーマンスはNYダウ構成企業の中で最悪2000年代初め、製薬大手ファイザー(PFE)は買収を通じて、ドラッグストアに並ぶほぼ全ての製品を取り扱うようになった。過去20年にわたり、同社はこれらの事業を着実に売却してきた。直近12カ月では、同社最後の消費者ブランドの売却と特許切れ医薬品部門のスピンオフを発表した。同社は数十年続いたビジネスモデルを捨てて、自社で開発または買収できる新薬からほとんどの収入を得ることになる。戦略の移行は、焦点の絞り込みによって成長を加速させる基盤を築くが、リスクも存在する。特許切れ医薬品部門のアップジョンは、消費者部門と合わせて今年第1四半期の売上高の約30%を占める。アップジョンのスピンオフ発表後、ファイザーの時価総額は1週間で280億ドル減少した。アップジョンはジェネリック医薬品会社マイラン(MYL)と統合し、世界最大クラスのジェネリック医薬品会社となる。ファイザーの21日終値は37.74ドルで、2019年初来のパフォーマンスはダウ工業株30種平均(NYダウ)構成銘柄で最悪のマイナス14%である。
【バロンズ】ダウ銘柄最悪のファイザー、新戦略の行方
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