12月12日の総選挙を2週間後に控えた世論調査によると、解散総選挙に打って出たボリス・ジョンソン首相の与党・保守党が過半数議席を獲得する可能性が高い。来年1月31日に英国が欧州連合(EU)を離脱するシナリオが現実味を帯びてきた。調査会社ユーガブが実施した最新の世論調査によると、保守党は議会定数650議席のうち359議席を獲得し、他の政党の議席合計を68議席上回る見通し。調査は10万人を対象に、26日までの1週間に実施された。ユーガブの調査は注目度が高く、複雑な統計手法を用いて地区ごとの有権者の行動を予測している。2017年の総選挙では、いずれの政党も単独で過半数を獲得できない「ハングパーラメント」の結果を正確に予測していた。