年の瀬に放送される、プロ野球の“戦力外通告”特番。よく考えると、プロ野球選手以外でも、一般人が戦力外通告を受けるシーンはあるはずだ。ビジネスや恋愛、さまざまな場面で戦力外通告を受けた人たちのドラマを取り上げた。(取材・文/フリーライター 有井太郎)
大小の差はあれ
一般人も“宣告”される
年末になれば、“風物詩”と呼ばれるテレビ番組が放送される。紅白歌合戦を筆頭に、日本レコード大賞、ゆく年くる年……。懐かしい番組ばかり並べてしまったが、ほかにも“笑ってはいけない”シリーズなどが人気を博している。
これ以外にも、知る人ぞ知る年末の人気番組がある。TBS系列で放送される「プロ野球戦力外通告 クビを宣告された男達」だ。
タイトルそのまま、所属チームをクビになった選手たちに密着するドキュメンタリー。宣告された後のリアルな落ち込みに迫り、さらにその後、行き場を失った選手がどこかのチームに再入団しようと挑むトライアウトの様子まで描かれる。
トライアウトで合格する人もいれば、行き先が見つからず引退を選ぶ人もいる。彼らのリアルすぎる生き様が映し出されるのだ。