ナンシー・ペロシ米下院議長(民主、カリフォルニア州)が5日に開いた定例記者会見で、「大統領のことは嫌いか?」と質問を受ける場面があった。ペロシ氏は質問をした記者を指さし、「私は誰のことも嫌いではない」と応じた。ペロシ氏は記者に対し、「カトリック教徒として、あなたが私への質問で『ヘイト(嫌い)』という言葉を用いたことを不快に思う。大統領のため、いつも祈っている」と述べた。ドナルド・トランプ大統領の弾劾調査が続く下院では、ペロシ氏がトランプ氏を嫌っていると共和党議員らが繰り返し指摘。会見はその直後に開かれていた。ペロシ氏が会見で感情的な反応を示すのは異例だ。トランプ氏はペロシ氏の会見を受け、「ペロシ氏が今、癇癪(かんしゃく)を起こしたようだ。彼女は『大統領のために祈っている』と言っていたが、全く信じられない」とツイートしている。