――筆者のウォルター・ラッセル・ミードは「グローバルビュー」欄担当コラムニスト ***  「ウクライナゲート」には、その前の「ロシアゲート」と同様、国内のスキャンダル以上の意味がある。これは、米国内での歴史的に重要な外交政策上の対立なのである。  米国の外交エスタブリッシュメント層の多くは、政府の内外を問わず、リベラルな国際主義者および大西洋主義者(Atlanticist=西欧と北米の協調を重視する人々)だ。