ルーク・スカイウォーカーが映画のスクリーンに戻ってくる。ウォルト・ディズニーの幹部はその計画に耳を傾けていた。2013年のことだ。ディズニーはその数カ月前、映画制作会社ルーカスフィルム買収に40億ドル(現在のレートで約4350億円)を支払っていた。映画製作担当者らはルーカスフィルム側はウォルト・ディズニー・スタジオのアラン・ホーン会長に対し、2年後に公開予定だった「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の筋書きを売り込み始めた。この作品で新たに登場するキャラクターのボール型ドロイド「BB-8」も紹介した。会議に同席していた関係者によると、ホーン氏は「BB-8」を気に入り、新キャラクターが生み出すグッズの売り上げの可能性についても気に入ったようだった。