不安に包まれた数週間が過ぎ、投資家はようやくクリスマスに欲しいものを手に入れられるかもしれない。昨今の多くのプレゼントと同様に、それは中国からやってくる。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)はドナルド・トランプ米大統領が中国政府と限定的な通商合意案を承認したと報じた。合意の枠組みとして、中国が米国からの農産物やエネルギーなどの購入額を2020年に500億ドル(約5兆4800億円)に引き上げることや、知財保護や金融サービスを巡るさらなる譲歩の可能性が挙げられている。米国はそれと引き換えに、12月15日に予定されていた追加関税の発動を見送り、3600億ドル相当の中国製品に対する既存の追加関税率を半分に引き下げる。