ドナルド・トランプ米大統領は16日、過去30年以上にわたり行われてきた米大統領選のテレビ討論会には参加しない構えを見せた。討論会を管轄する超党派の大統領候補討論会委員会(CPD)に政治的偏向があるためとしている。トランプ氏は16日に投稿した一連のツイートで、CPDは「トランプ嫌悪者や反トランプ支持者の集まり」などと批判。討論会を直接実施することも含め、他の選択肢を検討する考えを示した。その上で、自身が決定するまで「CPDに私(もしくは共和党)を代弁する権限はない」としている。民主党の指名候補者が、CPDが関与しない討論会への参加を承諾するかは不明。CPDは1988年から大統領選の討論会を毎回主催。10月には2020年大統領選について、共和・民主各党の大統領候補による討論会を3回、副大統領候補による討論会を1回それぞれ行うとの計画を発表していた。大統領候補による初回の討論会は、来年9月29日、インディアナ州サウスベンドのノートルダム大学で予定されている。
トランプ氏、大統領選討論会の参加拒否も 主催者を偏向と批判
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