2020年米大統領選に向けた民主党の候補指名争いで、ジョー・バイデン前副大統領が全米の民主党有権者の間で依然として高い支持率を維持していることが、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とNBCニュースが共同で実施した最新調査で明らかになった。民主党予備選の有権者のうち、バイデン氏に投票するとの回答は28%でトップ。バーニー・サンダース上院議員(バーモント州)の支持率は21%、エリザベス・ウォーレン上院議員(マサチューセッツ州)は18%の支持を集めた。他に2桁台の支持率に達した候補者はいない。遅れて参戦した元ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグ氏はTV広告キャンペーンに既に1億ドル余りを投じているが、今回の調査からは、同氏が候補指名争いに波乱をもたらしている兆候はほとんど見られない。ブルームバーグ氏の支持率は4%と、インディアナ州サウスベンド市のピート・ブティジェッジ市長(9%)やエイミー・クロブチャー上院議員(5%、ミネソタ州)を下回った。