――筆者のジェラルド・ベーカーはWSJエディター・アット・ラージ ***  10年の区切りを迎えるたびに、メディアで働く私たちは自分たちの商品を売り込むために、ここぞとばかりに過ぎた時間についてあれこれと大げさに言い立てる。その点は記念日と似ている。ただ記念日の場合、少なくとも過去の特定の時期に特定の場所で起きた出来事を思い出す。一方、10年をまとめて振り返ったところで、種々雑多な出来事をつなぎ合わせるにすぎない。歴史が0で始まって9で終わる10年単位にきちんと区切られていると考えるのは、ばかげたことだ。