過去最高値に黄色信号も過去最高値に黄色信号も1年前のクリスマス直前は悪夢のようだったが、今年は喜ぶに足る十分な理由がある。2018年12月の底値から主要株価指数は大幅に上昇した。CNNの「恐怖強欲指数」は、1年前の株価の底のときにはわずか5だったが20日は91で(最高は100)、安心感と喜びが明確に表れている。ミシガン大学による12月の消費者信頼感指数も今年の最高値近辺の99となり、動揺する理由が見当たらない。インベスターズ・インテリジェンスの投資アドバイザー調査では、強気派が弱気派を40%ポイント上回っており、これは株式市場にとって典型的な黄色信号だ。主要株価指数が過去最高値を更新している中で、強気派は割高なバリュエーションを気にしていないようにみえる。ルーソルド・グループの最高投資責任者(CIO)であるダグ・ラムジー氏は、さまざまなバリュエーション指標が、1990年代のインターネットバブルに次ぐ水準へ上昇していると述べる。