年初めに「今年こそは!」と決意した目標を3日でやめてしまった……、そんな経験はありませんか?実際、ほとんどの人が行動を始めること以上に「続けるのが難しい」と感じていることが多いといいます。しかし行動したことで何らかの「結果」をつなげるには、「続けられるか」が重要です。そこで、これまで1万2000人以上のメンタルコーチを行ってきた大平信孝氏の新刊『「続けられる人」だけが人生を変えられる』(青春出版社)から、「続けられる人」になるためのヒントを紹介します。
それは自分にとって本当に続けたいことなのか
「読書する習慣を身につけたい」「健康と体型維持のために筋トレを続けたい」「英語を話せるようになりたいから、毎日勉強したい」など、多くの人が日々、新しい習慣を手に入れようと考えます。
しかし、習慣化をするために、もっとも大事なことがあります。それは、「本当に習慣化する必要があるか?」ということです。「これいいよ」と人にすすめられたり、テレビやネットなどで取り上げられ話題になったものを、「これいいかも」と思って、手当たりしだいに習慣化しようとする人がいます。たとえば、「普段英語をまったく使わないけど、英語を話している友人がかっこよかったから、自分も英語をペラペラ話せるように英会話の勉強を始めてみた」「特に書くことがあるわけじゃないけど、起業して活躍している先輩の話を聞いて、とりあえずブログを始めた」など。