ウクライナの航空会社が運航するボーイング737-800型機の墜落を巡り、墜落現場となったイランの調査団は10日、ブラックボックスを分析のため他国に引き渡す意向を示した。イラン政府は、同機がミサイルで撃墜されたとする米欧当局の主張を退けようとしている。  イランは乗客乗員176人全員が犠牲になったボーイング機墜落の原因究明に向け、ボーイングのほか米国、ウクライナ、フランス、カナダの調査団も招いた。  イランの調査団はこの日、まずは自国でフライトデータレコーダー(FDR)とコックピットボイスレコーダー(CVR)を分析する方針を示した。