グーグルとフェイスブックだけで、
時価総額が東証の4分の1
政府は、2020年を「デジタル元年」と位置づけると発表した。
この背後には、「知識やデータが新しい経済価値を生み出すようになった」という、経済構造の大きな変化がある。
この変化に対応することができれば、世界的に見て低い水準にある日本の生産性を高めるための、切り札になるだろう。
これまで、経済的な価値を生み出す資産としては、工場、機械、建築物などの物的な資産が重要な役割を果たしてきた。
しかし、それに代わって、知識、情報、データといったものが、新しい経済価値を持つようになったのだ。
だが日本の経済は、知識やデータが価値を生み出す構造にはなっていない。