製造業に続いて、非製造業の売り上げも減少を始めた。製造業の営業利益は大きく落ち込んでいる。
これに対応して、企業は人件費を圧縮し始めた。
政府は12月5日に、国や地方からの財政支出が13.2兆円となる経済対策を閣議決定した。
しかし、日本経済の落ち込みは短期的現象ではなく、中長期的な問題によるものだ。政府が決めた経済対策では対処できない問題だ。
非製造業の売上高も減少に転じ
製造業の利益は大幅落ち込み
2日に公表された法人企業統計調査は、日本経済の落ち込みが本格化してきたことを示している。
全産業の売上高の対前年伸び率は、2019年4~6月期にはほぼゼロだったが、19年7~9月期にはマイナスになった(図表1)。
営業利益の伸びは、18年10~12月期から(19年1~3月を除いて)マイナスになっている。