日本では、Uberなどのライドシェアは「白タク」だとして許可されていないため、欧米のように低賃金・不安定労働を強いられている運転手や、Uberに仕事を奪われたタクシー運転手の抗議デモを見ることはない。
だが、多くの人々は意識していないかもしれないが、日本でも膨大なマネーとデータがGAFAなどプラットフォーマーに吸い取られている。
家計消費で急増した「通信費」
GAFAに流れる
日本では、1995年が「インターネット元年」とされる。
それ以前の93年から2017年までの24年間の家計の支出(名目)の推移を、総務省家計調査でみると、この一端が見える(図1)。