暗号化されたスマートフォンのロック解除を巡る米司法省と米アップルの長年の対立がエスカレートしている。だがセキュリティー専門家は、犯罪捜査に新たなハッキングツールを使うことで「iPhone(アイフォーン」の多くにアクセスすることは可能になっているとし、両者の対立に首をかしげる。  ウィリアム・バー司法長官は13日、アップルが非協力的だとして同社に対する圧力を強めた。司法省は、フロリダ州の海軍施設で昨年12月6日に発生した銃撃事件の容疑者が所有していたiPhone 5とiPhone 7のロックをいまだ解除できずにいる。