新型コロナウイルス肺炎が猛威を振るっている中国・武漢市では、医療施設で備品や病床などが不足しており、患者の受け付れを断らざるを得ない深刻な状況に追い込まれている。  感染者が集中している湖北省では、あらゆる病院がここ数日、ソーシャルメディアで医療備品を寄付するよう市民に訴えている。消費者によるパニック買いで、マスクや除菌ローションなどが店頭から消えているためだ。  武漢の小児病院は23日、ミニブログ「微博(ウェイボ)」に、「医療備品が不足しています。助けてください!!」とのメッセージを投稿した。