退職金運用の4原則・決定版
【原則3】お任せ運用にしない

 筆者の友人は、金融機関勤務の経験者や、財務・経理業務の経験者が多い。ところが、こうした人でも、自分が運用の仕事の経験がない場合、「運用は専門家に任せることが無難だ」という考えに陥りやすい。

 しかし、金融機関が勧める「ファンドラップ」のような専門家に運用を任せるサービスは次の3点のような問題点がある。

(1)ラップの手数料が高い
(2)投資対象に選ばれる投信の手数料が高かったり、為替の手数料が高かったりと、ファンドラップの中身がさらに手数料稼ぎに使われる
(3)中身を自分で把握しない状態で運用するのは良くない

「お任せ運用」は止めた方がいい。

 筆者が受けた相談には、ロボアドバイザーの利用の可否についての質問もあった。これは、手数料的に対面営業の証券会社のファンドラップよりもましだが、それでも手数料は高い。

 また、それで運用の問題が解決するわけでもなく、運用の中身を他人任せにすることは同様なので、「自信を持って見送ってください」と返信した。