米大統領の座を目指して民主党の候補指名を争っているジョー・バイデン前副大統領は、アイオワ州党員集会の数カ月前から、早々と勝ち名乗りを上げることが可能だと示唆していた。だが党員集会を終えた夜、出足の得票率は期待外れとなった上、民主党アイオワ州支部の投票システムは大きな障害に見舞われた。バイデン氏は先頭争いから大きく後れを取り、陣営は投票プロセスが公正だったかどうか疑問を呈したほどだ。バイデン陣営の幹部らは今や、アイオワ州とニューハンプシャー州の双方を失う可能性に直面している。過去の大統領選を参考にすれば、両州を取りこぼせば当選の望みが消えたも同然となる。陣営はネバダやサウスカロライナなど多様性に富む州の献金者に、バイデン氏が有力候補にとどまることを納得させようとしている。
バイデン氏、初戦で思わぬ「敗北」 陣営に不安も
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