スマートフォンやパソコンの分野を見ると、折りたたみ式ディスプレイが活況だ。中国のレノボは、開くと13.3インチ画面になるディスプレイをノートPCに採用、インテルやモトローラも折りたたみディスプレイを備えた製品を披露した。

いまや自動車産業抜きには語れなくなった
家電製品の見本市のCES

 こうしたディスプレイは、車載装備としても注目されている。たとえば、後席用のTVスクリーンを“3つ折り”にする方式などが開発テーマに入っている。

 それとゲーム機器だ。かつてプラズマや液晶の大型画面とオーディオ・ビジュアルのソフトウエアを合体させた家庭用ゲームがCSEの主役だったように、現在もゲーム市場の将来を予測するうえでCESの役割は大きい。カーエンターテインメントのひとつとしてVR(バーチャル・リアリティ)技術を使った自動運転車両向けのゲーム、という市場が開発され定着するかもしれない。

 いまやコンピュータ、センサー、ディスプレイといった分野は、どれだけ自動車用に対応できるかがビジネスの勝敗を決めるといわれる。自動車はあらゆる電子部品のプラットフォームであり、多くの企業が新しい機能の提案も含めて自動車とのコラボレーションを模索している。

 家電製品の見本市としてスタートしたCESだが、いまや自動車産業抜きには語れなくなった。自動車サプライヤー大手ではボッシュ、ZF、アイシン・グループ、ヴァレオなどが参加している。当然、CES会場では“手を組む相手”を見つける動きと、会場外での“秘密の交渉”が増えている。

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(報告/牧野茂雄、まとめ/CAR and DRIVER編集部)